今週のじゅん散歩は川越方面を散歩しています。
月火水と三日間は川越市内のにぎやかな観光名所を歩いていましたが、今回は一転して長閑な地域からです。
ここはJRの川越線で川越駅からわずか1駅の西川越駅前。
すっかり無人駅の風情ですが、一応日中は駅員さんのいる有人駅です.
西川越駅の2022年の1日平均乗車人数は約1,300人。
ちなみに隣の川越駅が約34,000人（東武線は含まず、JRのみ）。
隣どうしの駅なのに、ここまで違うのは面白いですね。
こんな所に純ちゃんが出没するのもこの番組の楽しい所です。
スタートは西川越駅を出て、周りが田んぼの風景の中歩きます。
向こうにJRの電車だけでなく、東武東上線も平行して走っているのが見えます。
とっても長閑です。
田んぼの中にいらっしゃる、農家と思われる方に声をかけます。
この地でお米を作られている農家の内田さんです。
作られているお米は「彩のきずな」という品種ですが、特Aの品種だそうです。
なんだか凄いグレードのお米が東京から近い所で作られている様ですね！
もっと掘り下げてみます。
「彩のきずな」は埼玉県農業技術研究センターで開発されたお米です。
平成22年当時、センターで開発していた約300種の多くがその夏の猛暑により品質が落ちてしまいました。
高温でお米が白く濁ってしまうのです。
ところが、その中に奇跡的に白く濁っていないものがたった1種類あるのに気付きます。
その中の1株から種を増やしていき、最終的に「彩のきずな」が生まれたとの開発秘話があります。
また、都市周辺の農業として環境にやさしい農薬をなるべく使用しない稲作を目指すべく開発が進み、「彩のきずな」は暑さや病気・害虫にも強い品種の稲となったのです。
平成26年に品種登録された以降、年々作付け面積を増やして埼玉県ブランドのお米として認知されてきました。
そして平成29年に日本穀物検定協会が実施する「米の食味ランキング」では最高ランクでの「特A」評価を獲得するまでに至ったのです。
昭和46年から続くこのランキング、全国の白米を実際に試食したうえで評価されるものです。
基準米（複数産地コシヒカリのブレンド米）と「外観・香り・味・粘り・硬さ・総合評価」の6項目について比較した上での評価となります。
結果、基準米よりも特に良好なものを「特A」と評価されるのです。
単純に考えて、平均的コシヒカリより断然美味しいとの評価と言えるのではないでしょうか。
なお、評価としては基準米に比べ良好が「A」、同等が「A’」、やや劣るが「B」、劣るものが「B’」です。
興味があり調べましたが、全国で「B」と「B’」に該当する品種はランキングにはありませんでした。
この評価、協会にお米を試供した上でランキングへ参加する仕組みなのでわざわざ不味くないお米を評価してもらいませんよね！
「彩のきずな」と特A評価についての説明が長くなりましたが、こんな東京近郊にも新たなお米の名産地が出来てるんですね。
純ちゃんもこの田んぼのポテンシャルが高いと見えたようで。。。
「もうこの土地5億円で買いますよ！」
「ぜひ！！」
まー、5億なら農家やらないで手放しますよね～
西川越駅から川越駅方面に歩いて行きます。
川越北環状線を立体交差で過ぎた後に、でっかい鉄のフライパンの様なものが置いてあります。
ここはスペイン料理を提供する名前もその通りのすぺいん亭さんです。
お店の前にはさらに大きいフライパンが置かれているというか、立てかけられています。
パエリアを作るパエリア鍋なのでしょう、何人前を作る事が出来るのか分からない程途方もない大きさに見えます。
お店に入ってみます。
店員の方に案内して頂きます。こちらは全国各地で大鍋パエリアのイベントも行っているので、外に鍋があったのですね！
そして一歩入店すると、また外とは別世界、もはや異国となっています。
「俺、スペイン行った事ないけど、これはもうスペインでしょう！」
広い店内、吹き抜けになっていてお店いっぱいにガウディの建物やステンドガラスが置かれています。
こちらすぺいん亭さんは1983年の創業以来、この川越の地でスペイン本場の伝統料理を楽しめるお店として続けられています。
ここでは創作料理ではなく、バスク、カタルーニャ、ガリシア、アンダルシアなど、スペイン各地の名物料理や伝統料理を現地の味付けのままで提供している本格的なお店です。
店主はスペインはバレンシアでのパエリア作りのコンクールで国際部門で1位を6回も取られた方。
世界一の味を頂ける、またとないお店なんですね！
そしてビックリなのは店内です。
インテリアでもスペイン現地の雰囲気を楽しんでほしいというお店の思いから創業以来手作りで内装をされているそうです。
スペインのタイルやガラスを使う事で色鮮やか、中世の古城とも錯覚するほどの非日常的な空間です。
店主とスタッフが20年以上をかけて作り上げたインテリアは今も変化していってるそうです。
これぞ日本のサクラダファミリアですね。
料理は周りの雰囲気で味が大きく変わります。
こんな店内で頂く料理はさらにおいしさが増す事でしょう。
そんな圧倒的な店内で純ちゃんもパエリアを頂きます。
もうスペインに行っていると思うほどの味です。
「すぺいん亭とのコラボで次回はスペインを散歩しましょう」
すっかりすぺいん亭からスペインにハマってしまった純ちゃんです。
今日は2000歩でした。
すぺいん亭
住所：埼玉県川越市今成4-11-4
アクセス：JR川越線「西川越」駅から約800ｍ／徒歩約8分
営業時間：
11:30～16:00(14:30L.O.)
17:00～22:00(21:00L.O.)
定休日：月曜日
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