今週のじゅん散歩は川越方面を散歩しています。
昨日は川越のシンボル「時の鐘」から歩き始めましたが、今日は商店街メインで歩きます。
明治時代からの蔵が残る情緒ある通りの他にも、川越には魅力あるスポットが数えられない程あります。
今日のスタートは国指定重要文化財がある喜多院からです。
JRの川越駅からは徒歩約20分の位置にある喜多院は川越大師の別名でも知られる天台宗の寺院です。
平安時代の830年に法華経を教典とする天台宗の教えをこの地方に広める為に創建されたと伝えられています。
その後衰退と再興を繰り返しながら江戸時代に東の比叡山と位置付けられた事で、隆盛を誇る様になります。
1638年の川越での大火の際に寺院を大きく焼失しましたが、3代将軍徳川家光の命で江戸城の御殿の一部を移築しました。
これが今も残り、国の重要文化財となっています。
「徳川家光公 誕生の間」と呼ばれる客殿はその通り、この建物が江戸城にあった時に家光が生まれた部屋を含む御殿。
「春日局化粧の間」も江戸城にあった頃、家光の乳母である春日局が使用していました。
その他鐘楼門や慈眼堂、山門など当時江戸城にあった歴史的建造物が移築されたこの場では大切に保存されています。
当時の江戸城の内部が見る事の出来る非常に貴重な名所です。
道を歩くと、レトロを売りにしたお店がよくあります。
鉄腕アトムのぬいぐるみが店頭に置かれた レトロ喫茶ちょっと気になるお店さんです。
純ちゃんも時間の都合か入られませんでしたがちょっと気になっていました。
商店街の一つ、連雀町繁栄会を歩きます。
連雀町とはその昔、物を背負うのに使った荷縄「連尺」に由来した名前です。
そこから荷物を背負って売り歩く行商人が多く住まれた町をさすようになったと言われます。
今ではマンションなども立ち並んでいますが、元気な川越の商店街の一つです。
川越市内には7つの商店街があり、商店街がそれぞれ繋がってたりもします。
連雀町繁栄会の商店街を過ぎると次はクレアモール新富町商店街となります。
その中に昔ながらの古民家を改装したお店に「川越妖怪伝説」と看板が出ています。
気になりますね、入ってみます。
「じゅん散歩で来た、何か妖怪という者です」
「ここは本屋さん?」
こちらは製本所との事、奇麗なお姉さんに紹介してもらいます。
こちら水上製本所さんは和紙で作られる御朱印帳や和綴じのオリジナルの製本を手掛けられている、日本古来の製本の良さを発信されている製本所です。
看板にあった川越妖怪伝説は川越のスポットでの妖怪の出る話を数話まとめた漫画集。
この漫画を描かれた作家の方に喜多院の七不思議のひとつ「山内禁鈴」を紹介して頂きました。
内容は実際に漫画かお話しで見て頂くとして、、、
とある祟りから喜多院では以降、鐘を鳴らさなくなったお話しでした。
「こういった話を知って、名所を巡ってもらえれば楽しめます」
「我々はこれから喜多院に鐘を鳴らしに行くんです」
「いやいやだめですよ~」
「だってあの鐘を鳴らすのはあなたと言われたから」
純ちゃん節絶好調です。
こちらの製本所ではその他、川越まつりで使われる稲荷のお面もオリジナルデザインで作られています。
サービスで名前などもその場で付け加えて頂けるとの事。
なんだか、ベネチアの様な文化ですね。
西小仙波町へ移動して、川越まつりの山車を特別に見学させて頂きます。
毎年10月第3日曜日とその前日に行われる川越まつりこと川越氷川祭は江戸の神田明神の影響を強く受けながらも川越独特の特色を加え発展したお祭りです。
2012年には2日間で103万人もの人出を数えたと言う、日本屈指のお祭りと言えるでしょう。
このお祭りの歴史は370年以上あり、2005年には国指定重要無形民俗文化財、2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。
なかでも15本前後の山車が出てきて、街道の上をすれ違ったりする山車行事はそのスケールの大きさから見物客を圧倒させます。
祭りの最後には町内の山車が一か所に集まってお囃子を奏でる「曳っかわせ」は祭りのハイライトとなる見どころです。
そんな川越祭りのシンボルでもある山車の上には徳川家康など歴史上の人形が立っており、今回純ちゃんが見せて頂いている西小仙波町の山車には素戔嗚尊が台座しています。
山車の中には江戸時代末期に造られた物もあり、それを含んだ大正以前に製作された10本の山車は埼玉県の有形民俗文化財に指定されています。
純ちゃん、特別なお計らいで山車の上に乗らせてもらいます。
高くてちょっとおっかなびっくりです。
「ムーンウォークでもやれば、動いている様に見えるかな」
高いので気を付けて下さい!
そんな貴重な体験をした一日でした。
今日は2600歩でした。
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