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23年10月6日のじゅん散歩@亀戸 なぜ亀戸なのにイがつくのか?老舗を巡って考える


今週のじゅん散歩は東京スカイツリーが見える地域周りを歩いています。
今日向かうのは亀戸
亀戸天満宮は有名ですが、他にも見どころがありそうです。

出発地は亀戸駅です。ここは東京都江東区にある駅となります。
JR総武線と東武亀戸線が通っています。
亀戸は江戸時代には人気の行楽地として栄え、明治時代には産業革命とともに東京の玄関口として発展を続けてきた街。

亀戸駅前の通り 高層ビルが多いです


亀戸の周辺には多くの歴史ある商店街がそれぞれありますが、駅前には旗艦型複合商業施設の「カメイドクロック」、駅ビルの「アトレ亀戸」があります。

「駅前は高層ビルが多いです!」

「亀戸って”カメ”と”“って書いているけど、”イ”は何でないんだろう」

何気なく使ってましたが、素朴な疑問を抱く純ちゃん。

歩き途中ですが、横のお店に尋ねてみます。

「ご主人、なんでイが無いのに亀戸って書くの?」

「カメド、カメド、カメド、カメイド、カメイド・・・となるからかな」
カバティの様です。
このご主人、大正大学出身かもしれません。。。

しょうがないので、、、亀戸になぜ “イ”の文字が無いのか調べてみました。


「亀戸」という地名は、江戸時代には「亀島」と呼ばれていたそうです。
その名の通り、亀の形に似た島であったことが由来とされています。
昔はここまで東京湾の海岸線があったのですね。
後に島の周辺に土砂が堆積して周りの島々と陸続きになり、亀島は亀村と呼ばれるようになりました。
その内、村にあった「亀々井」という井戸と「亀村」が混ざり合った所、、、
亀井戸」と呼ばれるようになりました。
読みでは「井」が残ったのですが、だんだん書くのに「井」が抜け、「亀戸」となったそうです。
なんとなく2文字の方が座りが良いですものね(個人の感想です笑)

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亀戸升本 すずしろ庵さんの横には小さな鳥居があります。
昔ここに「亀戸稲荷」があったそうです。
今では「亀戸勝運稲荷」として残されています。
手水鉢(蹲踞)が置いてあります。
その上に大根があります。
お賽銭の代わりに手水鉢から水を大根に掛けるそうです。
亀戸にあるだけで、粋な感じがします。

歩いて行くと、亀戸香取神社の入口にぶつかります。
ここから神社までの参道は商店街となっています。
勝運商店街です。

この日は相当暑そうです、入口すぐに「白桃シャーベット」の張り紙があります。
しかし、、、痛恨の定休日。
純ちゃんもスタッフもがっかりしてますので、このブログで紹介します。

商店街の入り口にあったのは老舗和菓子屋の 山長さん。
大正時代から「山長」の屋号で亀戸一帯で飲食業含めた事業をされていたそうです。
戦後、この地で和菓子製造販売を始められた老舗。
白桃シャーベットは夏の限定ものですが、こちらの人気は和菓子なのです。
やや褐色がかった甘酒を頂きながら、豆大福やどら焼きが人気メニューです。

ちょっとしたトリビア・・・
ザ・ブームのデビュー10周年記念ライブ(日本武道館・大阪城ホール)で、こちらの山長さんの紅白饅頭が記念品として配られたのだそうです。

山長
住所:東京都江東区亀戸3丁目60番21号
営業時間:9:30~19:00
定休日:火曜日

気を持ち直して歩きます。
また涼し気な入口の葛餅屋さんを見つけました。
船橋屋さん 亀戸天神前本店です。

文化二年(1805年)に創業されたこのお店、創業者の勘助さんが出身地である船橋の特産品である小麦を使ってくず餅を作りました。
そのくず餅に黒糖を掛けたものを亀戸天神の参拝客に提供した所、評判を呼び大人気。
かわら版「大江戸風流くらべ」において、江戸甘いもの屋番付に「亀戸くず餅(久寿餅)・船橋屋」が横綱となった記録もあるほど。

老舗ですね~
この本店の店舗も昭和28年に建て替えられたものだそうで、いい味を出しています。
こちらのくず餅は厳選された小麦粉のでんぷん質を450日かけて発酵して出来たもの。
一年以上の手間ひまを掛けて出来上がるのですね。

「あそこにある当店の看板は吉川英治さんが書かれた物です」

「ハッタリじゃないの?」
板東英二じゃなくて?」

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吉川英治は文化勲章を受章している日本の小説家です。
「宮本武蔵」や「親鸞」などの歴史小説や時代小説を得意として、今でも根強いファンがいます。
その吉川英治の大好物はパンに黒みつを塗ったものでした。
色々な黒みつを試した結果、船橋屋の黒みつが一番美味しい!と言ったそうです。
これが縁となり、吉川英治が船橋屋の大看板を描かれたエピソードがあります。
小説家でしたので、この船橋屋の看板が唯一の残された大文字だそうです。

船橋屋のお勧めはやはり創業以来のくず餅です。

「今、お勧めしているのは飲むくず餅乳酸菌です」

くず餅で使われる発酵技術を基に、飲むくず餅も開発されています。
南アルプス伏流水で仕込まれた山梨県産のライスミルクに、江戸時代から活き続ける「くず餅乳酸菌」でじっくり培養して作り上げた一品です。
ジャパン・フード・セレクションで金賞を受賞したこのお味、どうでしょう。
店内でくず餅と飲むくず餅の小瓶のセットを純ちゃん、頂きます。
ヤクルトみたいな小瓶にはいって提供されています。

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「ちょっと酸っぱさが残るもんだね」

健康に良いと期待されているこの飲料、是非味わいたいですね。

こちらの船橋屋、芥川龍之介も愛していた様で高校の体育の授業を抜け出してくず餅を食べたそうです。
芥川龍之介の傑作短編「本所両国」の一節に「船橋屋の葛餅を食ふ」と書かれています。

「それは強引に書かせたんじゃないの!?」

強引に書かせたらそれはそれで、凄いお店ですよね。。。
やはり老舗には興味深いエピソードと味が残っています。

今日は1200歩でした。

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