毎週金曜日は「午後もじゅん散歩」
首都圏から飛び出して、純ちゃんが散歩や色々なアトラクションを見たり参加したりするちょっと旅行気分の番組になります。
今回は沖縄県は那覇を歩きます。
ここではじゅん散歩で高田純次さんが訪れた場所やその周りの名所・名物をさらに掘り下げて紹介します!
「どうもハイサイ!沖縄にやってきました!」
那覇唯一のビーチである 波の上ビーチから第一声です。
このビーチは那覇空港から車で7分という立地という事もあり、観光客に人気です。
こちらのビーチ以外にも「波の上うみそら 公園」などを含む直線約2キロのエリアが那覇ビーチリゾートとしてビーチレジャーの充実したスポットとなっています。
沖縄の文化ともなっているBBQも気軽に出来るエリアやダイビング・シュノーケリングの体験が出来るパークもあります。
ちなみに純ちゃんが開口一番に発した「ハイサイ」とは沖縄方言で次の意味が含まれています。
- やあ
- どうも
- 元気にしてる?
- こんにちは
- もしもし
本土で言うところの2の「どうも」が一番近いですかねー
女性は「ハイタイ」となるそうなので、ちょっと注意が必要だそうです。
ビーチから離れて那覇の観光の定番の国際通りを目指して歩きます。
那覇の県庁街には沖縄県唯一の電車、ゆいレールが走っています。
こちらは2003年の開業で、現在は那覇空港駅~てだこ浦西駅間の17キロを走っています。
沖縄本島では太平洋戦争の状況悪化により1945年3月に沖縄県営鉄道と沖縄軌道の2社が運行停止して以来、電車がありませんでした。
戦争での空襲や地上戦で電車設備は破壊され、終戦後も鉄道は復旧することなく車での道路交通をベースとして街は復興していきました。
しかし経済が活発になるにつれて、那覇の中心部では車の渋滞や公害問題が起きる様になり70年代からモノレールの導入やルートが検討される様になりました。
それから約30年、悲願のモノレール開通となりました。
今年2023年は開業20周年記念でのイベント開催や記念乗車券が発売されるそうです!
沖縄県庁舎が見えました。
「変わった形の屋根の建物だね。デカいね~!」
日本を代表する建築家の一人、黒川紀章氏が設計された平成2年に完成の建物です。
正面玄関上部には、シーサーを取りつけるなど琉球の伝統も残しているのが素敵ですね。
国際通りに入りました。
現在約600の店やその他の事業所が軒を連ねるこの通りは、全長約1.6キロで約1マイル。
戦後の焦土と化した焼野原からの目覚ましい復興を遂げたことで「奇跡の1マイル」と呼ばれました。
今では沖縄旅行ビギナーが安心して沖縄グルメやお土産を買えたり、沖縄通の人もディープに遊んだり出来る定番のエリアです。
「とりあえずは観光客はみんな国際通りに来るね」
かりゆしウェアのお店に入ってみます。
店内、常夏の感じの半そでがいっぱい並んでいます。
マンゴハウスさんです。お店の方にお話し伺います。
「かりゆしウェアと言うのは何か柄が決まっているの?」
「かりゆしウェアは沖縄県の名産で沖縄らしいデザインと定義されてます」
ここで沖縄県がHPで解説していますので引用しますと、、
「かりゆしウェア」は、沖縄の夏を快適に過ごすとともに、本県を訪れる観光客を温かく迎え入れ沖縄のイメージアップを図るために考えられたウェアです。沖縄の伝統染織物、文化や自然等をモチーフにしたデザインが特徴で、着用の際はウェアの裾を外に出して着用するのが一般的です。
かりゆしウェアとは/沖縄県 (pref.okinawa.jp)
県内においては夏の軽装として定着しており、最近では観光客の方々にも人気があります。
なお、「かりゆしウェア」は、沖縄県衣類縫製品工業組合により商標登録(商標登録「かりゆし」、登録第4478571号)されています。
ルックスとしては開襟シャツで、ハイビスカスの花やデイゴといった沖縄をイメージしたトロピカルなデザインや、沖縄の伝統工芸品である琉球紅型(びんがた)や琉球絣(かすり)の柄をあしらったデザインの物が代表的ですね。
尚、かりゆしの意味は沖縄の方言で「めでたいこと」や「縁起の良いこと」を意味します。
「これ可愛いよ! アグー豚だって」
沖縄の食べ物であるアグー豚とゴーヤチャンプルーの可愛い絵柄のかりゆしウェアもあります。
これも沖縄らしいデザインですよね!
他にもヤンバルクイナやプルメリアの柄など、南国を感じます。
ここでチョイ悪なシャツを選んでもらって、結構ノリノリな純ちゃんでした。
国際通りの脇道、浮島通りに入ります。
「市民・県民の台所」と呼ばれている第一牧志公設市場にぶつかります。入ってみましょう。
戦後間もなくたった闇市が、1950年より那覇市営となり開業されたこの市場は72年に改築された後、老朽化が進んだため2023年春に新市場がオープンしました。
今は80店舗が営業している地元の新鮮な食材や特産品、加工品が並んだにぎやかな市場です。
一階の店舗で購入した食材を2階の食堂で調理してもらい食べる「持ち上げ」のサービスもやっています。
沖縄ならではの食材が沢山並んでいるので、県外や海外の観光客にも大人気。
市場の中のお肉屋さんに「人気の食材、金アグー」との札があります。
「金アグーって何なの!?」
沖縄の在来豚「アグー」の高級ブランド物で、柔らかい肉質にさっぱりとした脂身が特徴だそうです。
続いて魚屋さんの 新垣鮮魚店さんに聞いてみます。
「沖縄の魚って言えば何?」
「イラブチャーよ」
絶対東京の普通の魚屋では見たこと無い、奇麗な青色のお魚です。
沖縄では浅瀬に住んでいてサンゴかじっているそうです。
水研沖縄最終日は市場で海産物の見学です。市場で買ったものは食堂でさばいてもらえるので、本当は変な生き物、夜光貝やヤシガニを食べようかと計画していました。が、思いのほか高くて断念😂
— 日本自然環境専門学校【公式】 (@Jeco_caretech) August 6, 2023
学生曰く、普通にうまい魚を食べてしまったとか。アカジンミーバイやイラブチャーを食べましたよ😋 pic.twitter.com/pfP3QFARXL
「醜い魚ほど美味しんだよね」
鑑賞としては奇麗なのですが、食べるとなると「え?」と思うルックスです。
刺身や唐揚げで食べるのが沖縄での調理法なのだそうです。
セミになんとなく似ている幻のエビ、セミエビも売っています。
伊勢海老より価値がある(1kg 約2万3000円)、貴重な海老だそうです。
この他にもこちらの市営市場でパイナップルなどの南国の果物、島ラッキョウなど買ってホテルでつまむ、なんて人もいっぱいいるだろうなー。
市場から出て、焼物の街・壺屋地区にある壺屋やちむん通りに歩きます。
レトロ感のある、古い建物が並んで昔の面影を残した通りです。
こちらは約300年前、琉球王府が各地に点在していた陶窯をこの地に集めて以来焼物の町としての歴史を重ねてきました。
今では琉球石灰岩を敷き詰めた石畳の通りの脇には壺屋や作陶する窯元の直営店、セレクトショップなど40店ほどが軒を連ねています。
番組では新垣陶苑さんのコバルトブルーが美しいヤンバルクイナ柄の皿と
ティトゥティ オキナワン クラフトさんのこちらも深みがあるサンゴブルーのトールカップが紹介されていました。
他にも壺屋焼の伝統に触れられる体験教室が出来る窯元や器だけでなく陶器の雑貨店などあります。
沖縄の焼物の歴史に触れながら、ノルスタジーを感じて散歩できますね。
やちむん通りから出ると、アーケード通りの平和通り商店街があります。
この入口近くに三線民謡ライブも楽しめる!と看板が出ているお店がありました。
ユガフさんです。
なんだかお店の外から三線の音が聞こえます。お店に入ります。
女性が三線を引きながら出迎えてくれます。
三線は三味線のルーツとも言われる、字のごとく3本の線(弦)が張られた沖縄の楽器です。
大きな違いは三線の胴体にはヘビの皮が張られて、三味線は猫の皮が張られている所。
16世紀半ばに琉球との貿易の際に大阪に三線が持ち込まれ、そこから三味線として本土では進化していったと伝えられます。
「ママが三線弾くの?」
三線を生演奏で聞かせて、夜は沖縄料理をふるまう居酒屋です。
「しょっちゅう三線弾くわけじゃないでしょ?」
「気に入った客だけでしょ!?」
いえ、平等に聞かせて頂けるそうです。
ここでママの三線と島唄を生で聞かせてもらいます。
「花」と「ハイサイおじさん」、喜納昌吉さんの曲です。
純ちゃんも曲をバックに沖縄のおどり「カチャーシー」を披露しました。
「いいねーハイサイおじさん、名曲だよねー」
アーケードの平和通りを通ります。
ミリタリーショップなんて冷やかしながら進みます。
花笠食堂さんがちょっと横道にそれた所にあります。
またレトロな看板が印象的です。
「沖縄風家庭料理、雰囲気あるねー良いねー」
お店はおばあが出迎えてくれました。
昭和40年から開業しているこちらの食堂は50年も沖縄の家庭料理をふるまう人気店です。
良き届いた清潔なお店ですね。
純ちゃん、一番人気の「沖縄定食」を頼みます。
ソーキそば、大根と昆布の煮つけ、麩天ぷら、エビフライ、刺身にラフティー、ミミガーがついたこの定食だけで沖縄料理網羅できそうなボリュームです。
ラフティーは沖縄風の豚の角煮、ミミガーは豚の耳で軟骨の様にコリコリ食べます。
「沖縄は豚だね、豚肉で育ったんだね」
沖縄では豚は鳴き声以外は食べる、なんて言われています。
確かに頭の先のミミガー、足の先のテビチと沖縄では余すところなく豚を料理しています。
「味付けは、、美味しいねー」
おばあの家庭料理に舌鼓を打って締めた純ちゃんでした。
今日は4200歩でした。
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