じゅん散歩、今週は代官山からのスタートとなります。
渋谷から東横線で1駅、かつてのお屋敷町が流行の最先端となったおしゃれな街としても有名ですね。
「代官山、聞くだけで耳にいいですね」
菅刈公園から始まります。
江戸時代に滝や池のある回遊式の大名庭園として江戸の名所として有名だった土地です。
明治に入って庭園に大改修が行われ、「東都一の名園」と言われました。
その後、旧国鉄の職員宿舎を経て在りし日の名園の姿を一部復原した公園として整備されました。
純ちゃん、この公園は初めてだそうで大きさや奇麗さに感動していました。
旧山手通りを歩き始めます。
「歩いているだけでセレブだね」
代官山蔦屋書店を通りすがり見ます。
こちらは平成23年にオープンした本を読めるフリースペースやカフェも併設された本屋です。
外では蚤の市などおしゃれなイベントも定期的に行われています。
「来た事があるけど、何の本読んでるか分からなくなっちゃったよ」
その横には住居や店舗が集合した昭和44年に建てられたヒルサイドテラスを過ぎます。
店舗に車輪がバイクの様で、さらに電動になっているこれまたおしゃれな自転車が展示されています。
「見て下さいあの自転車、只者ではないですよ」
30万するそうです。
「今日は5割引きの日じゃないでしょ？」
わざとらしい勘違いをする純ちゃん。
 | 価格:231,000円 |
代官山の駅に着きました。
「見て下さい。セレブの駅はこうでなくちゃ。まわりに薄いピンクの空気が漂ってるでしょ」
「あとで付けておいて下さい」
近くのマトリョーシカが置いてある店に入ってみます。
ジョニージャンプアップさんです。
「じゅん散歩で来た、ヘレン・ヒギンスという者です。知らないよねー」
またアメリカのドラマ関連かと思いましたがこのヘレンさんは父親は日本人、母親がロシア人のハーフとして日本初の外人ファッションモデルから女優となり50年代に活躍された方だそうです。
ロシアにかけたんですね。
しかし今ではなかなか知っている人も少ないので言い直します。
「鉄腕アトムと申します」
中はマトリョーシカがずらりと並んでいます。20年前ほどからこの土地で営業されているそうです。
「この土地買い取ったの？」
「いえ、おばあちゃんの土地でした」
「いいなあ、俺もここの土地100坪買ってたらこんな仕事してなかった」
それはテレビ界の損失です！
お店にはマトリョーシカだけでなく、ソビエト連邦時代からの雑貨が沢山取り揃えています。
ご主人が選ぶレアな物という事で、宇宙飛行士がぎっしり詰まった宇宙マトリョーシカを見せてもらいます。
「これは面白いね、30万円くらいするの！？」
「いえいえ、20万、、いや2万ほどです」
「ずいぶん違うじゃないの」
店主、純ちゃんの高値に釣られてしまった様です。
また道を進みます。
代官山だと消火栓もおしゃれな気がする純ちゃん、すべて無料で試食が出来るお店の看板を見つけました。
試食専門店 メグダイさんです。もう入るしかないです。
「じゅん散歩で来ました、わたくし昼食を食いそびれた者です」
こちらのお店は商品を見せたい生産者と実際に試食して選びたい消費者をリンクさせる目的のお店で令和2年にこの代官山でオープンしました。
常時100種類ほどの通常のスーパーでは売っていない全国のこだわりの生産物が試食出来て、購入は必ずしも必要では無い仕組みです。
「理論的には素晴らしいですよね」
さっそく店主お勧めのトウモロコシのコーンポタージュと九州のたくあん、ソーセージを頼みます。
商品の前にあるカードを店員に渡した後、試食分が提供されて店内で試食します。
「こんないい店あるなら行ってくれなきゃー」
純ちゃんのテンションが上がります。試食分が運ばれてきました。
「ポタージュ旨いな！たくあんも高級だね！」
これで気に入ればそのまま購入できる、いいシステムですね。
「でも大丈夫？こんな無料でやってて」
心配になる純ちゃん
なんでも、過去ひとりで40種類も試食していった方がいたそうです。（購入したかは不明）
「それは違う考えのヤツだな」
純ちゃん以上のツワモノがいるんですね～
今日は1400歩でした。
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