今週のじゅん散歩は東京に戻り、観光の花形である浅草周辺を取り上げています。
今日は銀座線の浅草駅からは1駅となる、田原町駅周りを歩きます。
ここら辺は観光名所でもあり、精巧な食品サンプル等で世界的にも有名な合羽橋道具街などお買い物スポットも沢山あります。
テレビの街歩き番組を見れば、取り上げられる機会も多いですね。
そんな田原町はまず矢先稲荷神社からスタートです。
この矢先稲荷神社は1642年に創建されました。
創建当時、江戸から離れて京都では通し矢と言われる弓術の一種が非常に人気を博していました。
その中で一番の人気の種目「大矢数」は、京都三十三間堂の長さ121mの軒下の端から矢を放ち、一方の端まで通った矢の数を競うものです。
夕方から翌日の同時刻までの間で何本通るかを競う、1日がかりの耐久競技と言った所でしょうか。
各藩の射手の名人が藩の威信にかけて記録を競っていました。
記録を更新するごとに各藩や京都の庶民が熱狂していたとの事です。
特に紀州藩(主に和歌山)と尾張藩(主に愛知県)の熾烈な争いがあり、交互に新記録を塗り替えていたそうです。
ついに決着が着いたのが1868年4月27日。
この最高記録は紀州藩の当時24歳だった和佐大八郎という人物が13,053本矢を放ち、その内121m先の指定位置まで飛んだ矢が8,133本という驚異的な数字で打ち立てました。
どれ位凄いかというと、、、
24時間に13,053本の矢を放ったという事は 約6.6秒に1本矢を放つ計算となります。
しかも前述の通り、120m先の的まで飛ばさないといけません。
ちょっと盛っているでしょ、、、
と思いましたが、この大八郎、14歳にして身長2mもあったと言われる大男だったそうです。
それならこの記録が出来るのも想像出来ます。
なんでも大矢数の後半に大八郎が疲労で弓が引けなくなった所、その時の記録保持者である尾張藩の星野勘左衛門が現れました。
そして星野勘左衛門は大八郎の手を切って、そこに溜まったうっ血を取ったのです。
そこから大八郎が復活。最後まで矢を打ち抜き、記録を打ち立てたと伝えられてます。
もうライバルの間に芽生える友情。スポ根ドラマも真っ青な話が伝わっています。(1945年に映画化もされています)
この結果、大八郎が紀州に帰る際は藩主も出迎えをする程のフィーバー。300石を与えられたそうです。
すごく脱線していまいました。
この当時人気の通し矢の競技場を江戸にも作ろうと弓師備後という者が1642年に建立したのが江戸三十三間堂でした。
そしてこの江戸三十三間堂の守護の為に造られたのが、今回のスタート地点の矢先稲荷神社となります。
矢を放った先の場所に創建された為、矢先と名付けられています。
残念ながら江戸三十三間堂は明治5年に廃されていますが、その昔は京都と同じく全国各藩の腕自慢が集まって通し矢を行っていたと伝わっています。
今では矢先稲荷神社境内にその当時の建屋等の様子が描かれています。
また神社の拝殿の天井には神武天皇の御世から今日にいたる「日本馬乗史」を描いた100枚の絵が奉納されています。
聖徳太子や那須与一など著名な乗馬の絵の中に、太平洋戦争で硫黄島で逝った1932年ロサンゼルス五輪の馬術金メダリストであるバロン西の絵もあります。
矢先稲荷神社
住所:東京都台東区松が谷2-14-1
アクセス:東京メトロ銀座線田原町駅より徒歩7分
矢先稲荷神社を出ました。
合羽橋道具街のランドマーク的存在でもあるジャンボコック像が見えてきました。
こちらの像は「ニイミ洋食器店」さんの2代目社長の新實善一氏がモデルだそうです。
凛々しくてダンディです。
「ほら、大きいよね~」
高さ11mもある像が屋上に乗っているのでそれは大きいですよね。
今回は合羽橋道具街には寄らず、路地を入った所を探索します。
一歩中に入ると、東京の下町風情がさらに出てきます。
そんな中、ショーウインドーからウクレレが見えるお店があります。入ってみます。
ウクレレの販売の他、製造やウクレレスクール運営などされている キワヤ商会さんです。
「じゅん散歩で来た牧伸二です」
「一曲弾いてみてもらえるかなー」
店員さんに振る純ちゃん。
すぐハワイアンの定番「カイマナヒラ」を弾かれる店員さんに純ちゃんも歌ってみます。
残念ながら高音が歌えませんでした。。
ここキワヤ商店さんは1919年の創業。蓄音機の商売から始まり1955年にはオリジナル国産のウクレレを販売された老舗です。
このキワヤ商店さんが手掛ける国産ウクレレ シェアNo.1のブランド「Famous」は、初心者の方にも弾きやすくセットアップされていたり音色の豊かさが人気でもあります。
Famousブランドのウクレレ 画像をクリックするとAmazonの商品ページへとびます。
上のフロアではウクレレスクールを行っています。
スクールで教えている講師の方に一曲弾いて頂きます。
ハワイアンの曲、、、、ではなく、天城越えをウクレレでアレンジされたインストです。
「すばらしい!!でも歌わないの?」
「音痴なんです。。。」
「音痴で行くのもいいよ、その歌なんですか?って聞かれるのも個性的だよ」
ウクレレ教室に適さないアドバイスを送る純ちゃんでした。
株式会社キワヤ商会
住所:東京都台東区松が谷1丁目7−3
アクセス:銀座線 稲荷町駅or田原町駅より徒歩7分
営業時間:火曜~日曜 11:00~19:00
定休日:月・祝
移動して次はiriya plus café @カスタム倉庫さんに入ります。
店名に@カスタム倉庫とあるように元々コスチュームを保管していた倉庫をリノベーションして出来たカフェです。
外から見ても懐かしさも感じさせる雰囲気のあるカフェです。
メニューのほとんどにオーガニックの食材を使われており、その中でもパンケーキが人気だそうです。
純ちゃん、店員さんお勧めのクリーム大福パンケーキをオーダーしてみます。
1ドリンク付き1,800円でコーヒーを飲んで待っていると、そのパンケーキが来ました。
「ウワオー!」
パンケーキの上にあずきと牛皮が乗って、その脇にバニラアイスが添えられています。
お皿を振るとプルプルとパンケーキが揺らぎます。
こちらのケーキ、ロッテの雪見だいふくにインスパイアされたとの事。
絶対美味しい組み合わせですよね。
「おいしいよ」
「俺の大腸が喜んでいるよ」
体の奥底までクリーム大福パンケーキを堪能した純ちゃんでした。
こちら、ヴィーガンの方も食べられる豆乳を使ったドリアやグルテンフリーのスイーツも取り揃えています。
ぜひカフェの雰囲気とこだわりの食材とを味わいに行きたいですね。
イリヤプラスカフェ カスタム倉庫
住所:東京都台東区寿4-7-11
アクセス:東京メトロ銀座線田原町駅より3分
営業時間:[火~土] 11:00~20:00
[日・祝] 11:00~19:00
定休日:月曜日(祝祭日に当たる場合は翌日が休業)
伝統のある神社と新しい食感と色々な稲荷町を見られました。
今日は2500歩でした。
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