今週もはじまりました、じゅん散歩。
こちらではじゅん散歩で訪れた場所や純ちゃんの放言(?)を紹介すると共に訪れた街の名産や情報などさらに掘り下げてお届けします！
今日は東京から少し離れて湘南は茅ヶ崎海岸を散歩します。
撮影はちょっと前の様ですが、いよいよ明日から8月になるのでお出かけ先の候補として見てみましょう！
ここで茅ヶ崎の簡単な紹介です。
室町時代より地名が確認されてますが、夏は暑くなりにくく冬は暖かい気候につき明治時代から在邦外国人の避暑地として栄えました。
戦後は横浜や東京に近いため、ベッドタウンとして人口が増えたこの土地はこれぞ湘南なイメージ通り、アロハシャツを着た人やハワイ等の雑貨屋も良く見かけます。
マリンスポーツが有名な通り、一年中サーフィンが出来てサーフショップも多くあります。
そんな街を今週は散歩です。
浜辺を歩きます。サザンビーチちがさきに着きました。
勝手にシンドバッド/サザンオールスターズが流れてます。
1999年に茅ヶ崎海水浴場から改称したこの海水浴場はサザンのCDジャケットにもなった場所で有名で、茅ヶ崎サザンCなるモニュメントがあります。
茅ヶ崎のCでしょうか。さらにCの横で立つと○で円になるとして縁結びスポットと言われているらしいです。
「昔、ビーチボーイズがサーフィンUSAなんか歌ってて」
「そんなの日本で流行るなんて夢にも思わなかったな」
ビーチボーイズが歌うサーフィンUSAの発売は1963年、東京オリンピックの前年です。
その頃約60年後のオリンピック種目にサーフィンが入ると言うのも誰も信じなかったでしょうね！
海辺でサーフィンに興じている方がいます。
「これあなたのサーフィンボード？」
「落っこちているから持って帰ろうかと思ったよ」
それは窃盗になります。
このサーフィンされている方、水中写真が撮りたくて茅ヶ崎へ引っ越された西川雄斗さんです。
サーフィンしながら写真も撮られるとの事でベストショットを見せて頂きます。
「これあなたが撮ったの！？すばらしいじゃないの～！」
大きくて奇麗な青い波が立っている向こうに富士山も写っている葛飾北斎の実写版みたいです。西川さんについてはこちらの情報誌HPで写真など纏められています。
北斎風の波が立っている写真、夕日の刻での同じショットもあります。
「もう個展開きましょうよ！」
他の写真も見て純ちゃん、かなり気に入ったみたいです。が、、、
「これは茅ヶ崎サザンCの向こうに烏帽子岩を入れた写真ね」
「これは一般的だな」
厳しい批評も忘れてません。
海岸から5分ほど離れた住宅街に入ります。
明治32年に創業した旅館の茅ヶ崎館さんに入ります。
「じゅん散歩で来た、茅ヶ崎旅館組合の者です」
この茅ヶ崎館、昔の松竹の大船撮影所が近くにあった事もあり映画関連の方の宿としてよく使われていました。
「例えばどんな方が泊まられました？」
「小津安二郎とか」
「小津ちゃんね、それじゃ何も言えないな」
実際に小津監督が数ヶ月間滞在し脚本など執筆されたお部屋に通してもらいます。
今、茅ヶ崎館さんは4部屋で営業されていますがその「二番」部屋が小津部屋と言われ、世界各国からファンが訪れる人気の部屋になっています。
日本の古い風情があって雰囲気のあるお部屋です。
小津監督が使われた衣紋掛けやテーブルもまだあります。
お部屋で座って外の景色を見るとなんと、小津映画独特のローアングルから見る景色そっくりになります。
きっと小津監督もこの宿の景色や雰囲気から作品へのインスピレーションを得た事が感じられます。
宿から出て、ちょっと小雨の降る中で湘南名産を探します。
湘南しらすの幟がある 代々漁師をされていた北村水産さんに入ります。
「じゅん散歩で来た、ジャコっていう者です」
お店のおかみさんに湘南のしらすの特徴をお聞きします。
湘南は砂地が多く、しらすの親であるカタクチイワシが集まる所だそうです。
そして通常は二艘の船が網を引くしらす漁法と違い、１艘で網を引くスタイルなので時間が早くその為新鮮なしらすが手に入るそうです。
たたみしらすもお店の裏で作っているので、作っている所見学します。
しらすを木枠に入れて四角い板状にして、それを一旦出して外で日干しをして出来上がります。
一枚一枚手作りです。
北村水産のお隣にある快飛本店さんで食事をします。
こちらは北村水産さんの親族がされている新鮮な湘南の魚を提供する日本食店です。
湘南しらすの漁師料理、新しらす御膳を頂きます。
見るからに新鮮なしらすや魚がみずみずしいです。
「料理は目で楽しむって言うけど、、美味しいねー」
「まだ食べてないか」
しらすのかき揚げや鮮度の良いしらす丼、見るからに美味しいのが分かります。
おいちい、おいちい言って純ちゃん、大満足の一日でした。
今日は2600歩でした。
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