今週のじゅん散歩は大田区の蒲田から始まって、東急線沿いを歩いています。
昨日は東急多摩川線の武蔵新田でしたが、今日は東急池上線の池上駅から始まります。
この大田区の池上は、興味深い歴史と文化が詰まっています。
池上と言えば、池上本門寺が出て来るかと思われます。
池上本門寺は日蓮と深い繋がりがあります。
1282年9月8日、日蓮宗の開祖である日蓮が池上宗仲の館に到着し、生涯最後の20数日間を過ごしたことが知られています。
同年同月に、池上氏館の背後の山上に建立された一宇を日蓮が開堂供養し、長栄山本門寺と命名したのが池上本門寺の起源とされています。
日蓮が没すると、池上宗仲は法華経の字数(69,384)に合わせて六万九千三八四坪を寺領として寄進し、以来「池上本門寺」となりました。
江戸時代に入ると、本門寺が徳川将軍家の庇護を受け、その門前町である池上村も将軍ゆかりの土地として栄えました。
池上本門寺の周辺には、沢山の歴史的な名所が点在しています。
池上本門寺の近くにある五重塔は、江戸幕府2代将軍徳川秀忠の乳母である岡部局(正心院日幸尼)の発願により、1608年に建立されました。
関東では最古の五重塔であり、国の重要文化財に指定されています。
高さ31.8メートルで、屋根は一番下と二番目が本瓦葺き、三重からは銅板葺きとなっています。
現在、池上本門寺では、清正公堂と呼ばれる三重塔形式の建物の再建が進行中です。
加藤清正公(1596~1611)の生誕460年を記念したプロジェクトだそうです。
池上本門寺の西に位置する池上梅園も名所です。
白梅と紅梅の計370本の梅があり、一月から三月にかけて楽しむことができます。
また池上には明治8年に建てられた町屋建築である「万屋酒店」という老舗の店舗が今も残っています。
店先には当初の茶店の様子を伝える荷車などが展示されています。
この様に池上は、歴史と文化が交差する場所であり、訪れる価値があるエリアです。
まずは池上本門寺を眺める事が出来る所から純ちゃん登場します。
「落ち着いた感じの街並みですね」
やはり門前町、街並みを見て散歩するに良いのですね。
池上通りを歩いて行きます。
すると「ん」のお守りなる看板を見つけました。
この看板のある徳持神社に入ってみます。
徳持神社は、13世紀半ばに、豊前国の宇佐八幡宮から御分霊を勧請したと伝えられています。
元々は八幡神社と称され、現在の池上7丁目に鎮座していました。
明治39年(1906)には池上競馬場の開設に伴い、現在の社地に遷座。
明治41年(1908)には稲荷神社を合祀して徳持神社と改称されました。
御祭神は誉田別之大神と宇迦之御魂命となります。
「テレビ朝日の運が良けりゃって番組と言いますが」
「この”ん”はあの運につながっているモノですか?」
そのようです。今では神社も色々な仕掛けをしているのですね。
早速純ちゃんおみくじを引いてみます。
末吉が出ました。
健康歩道があると、宮司さんからお勧めされました。
ご案内いただいきます。
すると那智黒石が敷き詰められた歩道がありました。
この約12メートルある歩道を素足で歩くことで、健康促進になるそうです。
足の裏を刺激し、血液循環を改善、内臓機能の活性化を促すとの事。
純ちゃんも靴下を脱いで、チャレンジします。
「どうりでおみくじが末吉だと思った」
結構痛くてキツそうです。
「健康というか、冷えが下から来ますね」
寒い日には相当堪えますよね。
歩いた後には御祈願して終わります。
今年も引き続き健康でいられるでしょう!
徳持神社
大田区3-38-17
神社を出て、門前町の雰囲気を楽しんで歩きます。
すると窓越しに大がかりな楽器?の様なものを使って何か作業している人が見えます。
気になりますので純ちゃん、話しかけます。
「こんにちは、私は池上季実子といいます」
「これは宇宙との交信しているのですか?」
「いえ、ここに墨を落として、音を鳴らしてその音の振動で模様を作っています」
この場所は築60年以上の建物をリノベーションしたカフェやバーとなるスペース、コトブキ プアオーバーさんです。
中で作業?されているのは中井慎吾さん。
水面に墨を流して模様を定着させる墨流しアーティストとして、15年活動されているとの事。
墨流しとは日本の伝統芸術で、墨汁を水に垂らした際にできる模様や、それを動かしてできる非規則な模様を紙や布に移しとる技法です。
福井県の指定無形文化財にも指定されていて、約千年もの歴史を持っています
もともとは平安時代の貴族の遊びからはじまったと言われています。
中井さんはこの墨流しの技法にさらに水面に楽器の振動を加えることで独特の柄を作り出しています。
「これも一つのアートですね」
「昔やってたジョイの宣伝みたいですね」
確かに!食器用洗剤のコマーシャルで純ちゃん長らく出ていましたね!
水の上に油汚れの膜があって、ジョイ(洗剤)の一滴が落ちるとパーッと油が広がっていったコマーシャル懐かしいですね。
「それは私が最初にやったんですよ」
では純ちゃん、ここでは中井さんの技法の楽器を使って模様を作り出します。
うまいこと行って、紙の上に模様が着けられました!
「これはアメリカでやった方がいいよ!」
日本の伝統芸術に新しい技法を取り入れたこの芸術、純ちゃんもぜひ海外へとおススメしていました。
コトブキ プアオーバー
住所:大田区池上3-29-16 寿屋
営業時間:昼の部:11時〜16時半 夜の部:18時〜22時
定休日:不定休の為、SNSで告知しています
https://www.instagram.com/kotobuki_pourover
今日は1300歩でした。
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